ひとが常に所属している組織やコミュニティ。
その構成の仕方がわかる本を紹介しています!
オンラインサロンの運営や、部活・サークル運営にも役に立つ!
だれしもが、ひとりでいきているわけではないですよね。
学校や会社、友達や趣味友など。
そんなコミュニティにいくつか所属しながら生きています。
組織の中で生きていく。そんなひとにおすすめの書籍を紹介します。
WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE | 佐渡島庸平
ピラミッドの外にいる人に、ユーザー層に移動してもらったり、ユーザー層をライカー層に押し上げるときは、わかりやすさが重要だ。
そうでないと、情報があふれている中で、無視されてしまう。
しかしライカー層が、コミッター層になり、コミュニティが活発化するためには、わかりにくさがカギになる。
自分なりに理解して、語り合うからこそ、理解が深まる。
コミュニティや組織の中に引き込むにはわかりやすさが大事になる。
それは、第一に知ってもらわなければならないから。
ただ、いざコミュニティの内部に入ると、その中で過ごしていくには、わかりにくい、その組織に所属している人、組織の中にいる人にしかわからないようなものが必要である。
それにより、一層組織に入れ込むようになる。
WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜 (NewsPicks Book)
完全教祖マニュアル | 架神恭介 辰巳一世
現在不幸な人というのは、社会の提示する価値基準に照らして不幸なわけです。
つまり、貧乏だとか、恋人がいない、出世できないとか。
社会的弱者である彼らを、別の価値基準、つまり、あなたの生み出す価値基準でハッピーにすることができるのです、
①社会の基準で幸せになれない人を見つける
②反社会的な基準を与えてその人を幸せにする
これは組織やコミュニティに限らず、サービスなどにも用いることができる考え方ですよね。
人はじぶんと似た人を求める。そして安心を求める。
恵まれない境遇にある人がいきいきできる場づくり、サービスづくりはいつの時代においても需要がありますね。
また今後AIがめまぐるしい発展をみせた後でもこの考え方は常に必要になりそうです。
食物規制には社会学的な意味もあるといわれています。
そちらの解釈によると、食物規制をすれば異教徒と食事を共にすることが難しくなり、それに伴い友人作りや結婚が難しくなるので、同じ宗教の信者同士で交友や結婚をすることになる。
コミュニティ強化の意味合いがある。
これは先ほどの「WE ARE NOT ALONE…」でも似たような記述がありました。
要するに内部の人間がその内部の人間にしかわからないこと、内部の人間だけがわかりあえることが組織の中にあると、コミュニティが強化されるというわけですね。
完全教祖マニュアル (ちくま新書)
ファンベース | 佐藤尚之
ファンベースが必然な3つの理由
1 ファンは売り上げの大半を支え、伸ばしてくれるから
2 時代的・社会的にファンを大切にすることがより重要になってきたから
3 ファンが新たなファンを作ってくれるから
パレートの法則(20:80の法則)が売り上げにおいても適用されます。
売り上げのほとんどはファン集団によるもの。
そして商品を買ってくれた人=ファンではなく、商品を買ってくれた人のうち20%ほどがファンになるのだと。
ファンベース (ちくま新書)
人生の勝算 | 前田祐二
コミュニティが深まる要素
①余白があること
②クローズドの空間で常連客ができること
③仮想敵を作ること
④秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること
⑤共通目的やベクトルを持つこと
余白とは簡単にいうとツッコミどころ。ひっかかりをつくることによって入っていきやすくなる。
そしてやはりコミュニティ所属者に共通する目的や所属者にわからないこと、所属者だけがやっていること。
そういったことがコミュニティを形成していくのに、必要。
人生の勝算 (NewsPicks Book)
まとめ
案外おんなじことを言っているところも。
第一に、組織には入りやすく。
そして入ってくれた人を逃さないためには、所属者ならではの体験を提供するということが最重要事項のようですね。
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